BMW、ブラジルで新車種生産に11億レアルの追加投資を発表
(ブラジル、ドイツ)
サンパウロ発
2024年10月16日
ドイツ自動車大手BMWは10月4日、2025年から2028年にかけて、ブラジルに11億レアル(約297億円、1レアル=約27円)の追加投資を行うと発表した。今回の投資は、サンタカタリーナ州アラクアリ市の同社工場で新車種開発とプラグインハイブリッド車(PHEV)「X5」の国内生産開始、サンパウロ市の開発拠点のデジタル化やコネクティビティーの強化に充当する。ほかにも、ブラジル市場で生産されていない新車種の生産も予定しているが、詳細は未発表だ。
BMWグループ・ブラジルのマル・エスコベド最高経営責任者(CEO)は10月4日付の現地紙「グローボ」のインタビューで、「BMWにとってハイブリッド車は非常に重要な分野で、当社は既に電動化に向かっている。市場が動いているので、われわれも動かなければならない」と述べた。
デジタル化とコネクティビティーへの投資強化について、BMWのミラン・ネデリコビッチ生産担当取締役は10月4日付の同社公式リリースで、アラクアリ工場とサンパウロ市の開発拠点では、デジタルキーやBMWアプリ、インテリジェント・パーソナル・アシスタントなど多くの技術を開発しており、「世界中を走行しているBWMと(同グループ傘下の)Miniの車には、ブラジルで開発した技術の一部を組み込んでいる」と強調した。
(エルナニ・オダ)
(ブラジル、ドイツ)
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