BEVの新規登録台数、1~9月の実績と2024通年見通しとも大幅減
(ドイツ)
ミュンヘン発
2024年10月16日
ドイツ連邦自動車局(KBA)は10月4日、乗用車の2024年第1~3四半期(1~9月)の国内の新規登録台数は211万6,074台(前年同期比1.0%減)と発表した。
1~9月の国内乗用車新規登録台数を燃料別にみると、プラグインハイブリッド車(PHEV)が増加傾向にある一方、バッテリー式電気自動車(BEV)が大幅に減少した。PHEVは13万2,861台(前年同期比7.7%増)だった。全体に占めるシェアは2023年1~9月の5.8%から6.3%に拡大した。BEVは27万6,390台(28.6%減)と落ち込んだ。シェアは13.1%となり、前年同期比で5.0ポイント低下した。ガソリン車は77万999台で2.7%増加し、シェアは36.4%と最大だった。ディーゼル車は37万9,548台(1.3%増)で、全体でのシェアは17.9%だった。
新規登録台数を主要ブランド別にみると、フォルクスワーゲン(VW)が40万4,879台(前年同期比3.3%増)と最大で、シェアは19.1%となった。これにメルセデス・ベンツ18万7,684台(11.0%減、シェア8.9%)、BMW16万9,860台(0.4%増、シェア8.0%)、シュコダ15万4,809台(24.4%増、シェア7.3%)、アウディ15万2,088台(17.7%減、シェア7.2%)などと続いた。日本メーカーでは、トヨタ自動車(レクサスを除く)6万7,258台(15.1%増、シェア3.2%)を筆頭に、マツダ3万3,588台(3.2%減、シェア1.6%)、日産自動車2万2,952台(3.5%減、シェア1.1%)、三菱自動車2万1,955台(72.8%増、シェア1.0%)、スズキ1万9,501台(1.0%増、シェア0.9%)などと続いた。
VDA、電動車の2024年見通しをさらに下方修正
ドイツ自動車産業連合会(VDA)は10月4日、2024年のドイツの電気自動車(EV、注)の国内新規登録台数の見通しを下方修正した。EVの国内新規登録台数の前回予測(7月3日、関連ブラック ジャック やり方)では、前年比17%減の57万8,000台だったが、前年比21%減の55万1,000台とした。うちBEVの新規登録台数の見通しを25%減の39万3,000台から29%減の37万2,000台に下方修正した。PHEVも下方修正し、2%増の17万9,000台とした。前回予測は5%増の18万5,000台だった。
(注)PHEVとBEV。燃料電池車(FCEV)を含まない。
(クラウディア・トーディ)
(ドイツ)
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