インドネシアの輸入規制(輸入承認制度)のセミナー、ブラック ジャック ルール ディーラーが共催

(インドネシア)

ジャカルタ発

2024年10月25日

ブラック ジャック ルール ディーラーは10月10日、ジャカルタ・ジャパン・クラブ(JJC)、在インドネシア日本大使館と、「インドネシアにおける輸入規制(輸入承認制度)セミナー」を共催した。

写真 セミナーの様子(JJC提供)

セミナーの様子(JJC提供)

セミナーでは、現在最新の法令となる商業大臣規則2023年36号と、その改正令の商業大臣規則2024年8号の内容を中心に、法律2020年第11号(雇用創出法)発効以降に行われた輸入規制関連法の変更内容を説明したほか、現在発動中のセーフガード関税についても解説した。

雇用創出法に伴って導入された商品バランス制度については、初めて導入された2022年に対象となった水産物、米、牛肉などに加え、2023年以降はトウモロコシ、燃料油、液化天然ガス(LNG)などが順次追加されている。だが、2023年以降の追加品目については法令ベースの根拠がなく、どの品目が今後追加されていくのかについては、商業省からの説明によらざるを得ないことを説明した。また、具体的な品目別の輸入の要件の確認方法として「インドネシア・ナショナル・シングル・ウインドー(INSW)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」の利用なども紹介した。

このセミナーには、対面参加とオンライン参加を合わせ、434人が参加した。参加者からは、今後の輸入規制の制度改正の見通しや、輸入規制の対象除外とする特例スキームの有無などの質問が寄せられ、多くの日系企業が引き続き関心を寄せていることがうかがわれた。

セミナーの内容は、JJCウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

(中村一平)

(インドネシア)

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