トルコ、日本産鉄鋼製品にもアンチダンピング措置を開始

(トルコ、日本)

イスタンブール発

2024年10月17日

トルコ商務省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは10月11日、中国、インド、日本、ロシア産の鉄鋼製品の一部の輸入にアンチダンピング措置を課すことを決定した外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。同日付の官報によると外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、日本産の製品向け関税率は、運賃・保険料込み(CIF)価格の9.0%、中国産には15.42〜43.31%、ロシアおよびインド産には6.10〜9.0%の範囲で課される。同省は、2023年にトルコの生産者からダンピングの訴えを受け調査を実施した結果、日本を含む、今回対象となった4カ国からの輸入が3年間で2倍以上に増加したことが判明したため、今回の措置に至ったとしている。

鉄鋼製品の輸入に関しては、すでに23カ国に対してアンチダンピング措置が実施されており、EUおよび韓国産の鉄鋼製品に対しては、2022年7月から課されている。輸入による不正競争を防ぐことを目的としており、トルコでは国内産業保護の強化政策が進んでいる。

(井口南)

(トルコ、日本)

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