ペゼシュキヤーン・イラン大統領、プーチン大統領と会談
(イラン、ロシア、トルクメニスタン、ウズベキスタン)
テヘラン発
2024年10月15日
イランのマースード・ペゼシュキヤーン大統領は10月11日、国際フォーラム「時代と文明の相互接続-平和と発展の基盤」出席のため、中央アジアのトルクメニスタンの首都アシガバートを訪問し、同じくフォーラムに出席したロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談し、経済・文化分野での両国関係の拡大について議論した。
ペゼシュキヤーン大統領は、プーチン大統領と会談する機会を得られたことを評価し、両国の経済・文化関係はますます強固になっており、両国の協力関係については今後も両指導者の決意により継続していかなければならないとした。また、両国は相互補完的な能力があり、互いに支援し合うことができるとし、緊密な連携を求めた。
同時に、両国間の戦略的パートナーシップ協定が速やかに締結されることを望み、10月22~24日にロシアで開かれるBRICS首脳会議への訪問時に、ロシアとの戦略的パートナーシップ協定に合意できることを期待すると述べた。
これに対して、プーチン大統領は、両国関係の発展と貿易量の増加は非常に順調に進んでいると強調し、ペゼシュキヤーン大統領にBRICS首脳会議への参加を正式に招待し、同会議の開催期間中に2国間会談を行うことを提案した。また、両国は国際舞台で引き続き協力関係にあり、立場は一致していると付け加えた〔10月11日付イスラーム共和国通信(IRNA)〕。
なお、イラン外務省の報道官は、今回のアシガバート訪問でペゼシュキヤーン大統領は、トルクメニスタンとウズベキスタンの首脳ともそれぞれ個別に会談したとしている(10月11日付IRNA)。
(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)
(イラン、ロシア、トルクメニスタン、ウズベキスタン)
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