ドバイで菓子類の展示会「ISM Middle East 2024」が開催

アラブ首長国連邦（UAE）のドバイで9月24～26日、菓子類をテーマにした展示会「ISM Middle East 2024」が開催された。同展示会は、チョコレート、アイスクリーム、スナックなどの菓子類を対象にしている。この展示会は、もともと1971年に初めて欧州で開催され、ISM（注）として長い歴史を持つが、UAEでは2022年から中東版としてドバイで開催されている。

同展示会には、世界50カ国以上から、500以上の出展者が参加し、3万以上のバイヤーが訪れた。主催者のドバイ・ワールドトレードセンターは、ドバイで毎年、中東最大の食品総合見本市「ガルフード（Gulfood）」を主催しているが、前回のGulfoodからは、菓子類については、このISMに出展するよう開催案内において誘導している。

国別パビリオンとしては、トルコ、マレーシア、中国、モロッコ、オランダ、ドイツ、スペインなどが設置された。また、イベントとして、キャンディーやスナックなどの部門ごとに優れた商品を表彰する「ISM Middle East Award」などが開催された。日本からはANBER社が出展し、チョコレート菓子などを展示した。

中東およびアフリカのスナック市場は2022年の360億ドルから2027年には438億ドルに達し、砂糖菓子の市場も2020年から2024年までの間に年率7％で急速に増加すると見込まれている。

次回の「ISM Middle East 2025」は2025年9月15～17日に開催が予定されている。

（注）ISM：Internationalen Süßwarenmesseの略。

（高橋建朗、齊藤さやか）