2024年1~8月の二輪車累計販売台数が増加、日系メーカーが上位を占める
(ブラジル、日本)
サンパウロ発
2024年09月10日
ブラジルの全国自動車販売業者連盟(FENABRAVE)は9月3日付プレスリリースで、2024年1~8月の二輪車累積販売台数が前年同期比で19.91%増の125万3,627台だったと発表した。8月の販売台数は、前月比で4.51%増の16万3,882台となった。
FENABRAVEのジョゼ・アンドレタ会長によると、「二輪車の需要は依然として強い。安価で効率的な移動手段の需要の増加と配達サービスの拡大が販売台数の押し上げ要因となっている。二輪車は、引き続きすべてのセグメントの中で最も累積販売台数の増加率が高かった」と述べている。
また、当地日系二輪車メーカー関係者によると、二輪車市場の成長について「近年の好調な経済に伴う雇用拡大、所得拡大と、それに伴う信用供与の増加が、市場の成長を後押ししている」と分析している。
二輪車販売台数のシェアをみると、ホンダが1位(69.35%)、ヤマハが2位(17.85%)と2社で87%を占める(添付資料表1参照)。モデル別販売台数上位10車種をみると、ホンダが上位6位までを占めており、1位のCG160だけでも累積販売台数の23.36%となっている(添付資料表2参照)。
(ヘナート・郡司、エルナニ・オダ)
(ブラジル、日本)
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