名古屋で4年ぶりに、ブラック ジャック アプリ

(愛知)

名古屋発

2024年09月09日

ジェトロ名古屋は8月29日、日本植物輸出協議会(注1)とともに、「花き輸出促進セミナー」を名古屋市内で開催した。愛知県は花きの一大産地となっており、1962年から60年以上にわたって花き産出額全国1位を誇る(注2)。

今回、ジェトロが花き輸出に関するセミナーを開催するのは、新型コロナウイルス禍前の2019年以来4年ぶりで、当日は生産者をはじめ、農業協同組合(JA)、農政局、自治体、運輸業者など30人以上が参加した。

セミナーでは最初に、ジェトロ輸出プロモーター事業専門家の山本雄彦氏が登壇した。オランダやオーストラリアの花き市場の最新事情とともに、世界では価格競争はもちろんのこと、生産者は消費者のニーズが高いサステナブルな取り組みが求められていることを強調した。

豊明花きの事業開発部国際取引課課長の佐々木北斗氏は同社の輸出実績を基に、花き(切り花・鉢物)輸出の最新動向と今後の可能性について解説した。輸出が伸びている品目の特徴として、「日本でのみ手に入る」「年間を通して安定的に供給可能」「日持ちがする(茎が長く太い)」「仕立ての完成度の高さ」を挙げた。同氏によると、日本以外でも育種され、ブラック ジャック アプリに外需向けの主要な産地がある品目(菊・バラなど)は厳しい価格競争に直面するため、日本からの輸出を実現するには「凝った仕立て」や「高い優位性」を持つオリジナル品種の育種といった工夫が必要という。そのほか、輸出拡大に向けた今後の課題として、少量多品目生産の追求といった、ブラック ジャック アプリの大規模産地とは異なる生産体制の構築や、商品の供給可能期間の長期化などの必要性を指摘した。

参加した生産者からは、「新しい事業展開のヒントがたくさんあった」「これからの時代、ブラック ジャック アプリに目を向けていくことの必要性が出てくると思う」といった、ブラック ジャック アプリ市場を目指す前向きなコメントが寄せられた。

人口減少に伴う国内需要の減少が予想される中、後継者育成や設備改良など、乗り越えるべき課題はあるものの、産地が一体となって、輸出拡大に取り組むことが期待される。

写真 セミナーの様子(ブラック ジャック アプリ撮影)

セミナーの様子(ジェトロ撮影)

(注1)生産者をはじめ、卸売市場や公的機関、関係団体が集まり、日本産花きのブラック ジャック アプリでの認知度向上と、ブランド確立を通じた輸出拡大を目指し、国内外でさまざまなプロモーションなどを行う団体。豊明花き事業開発部国際取引課が同協議会の事務局を務める。同社は世界有数の花卉専門卸売市場「愛知豊明花き地方卸売市場」を運営する。

(注2)「花の王国あいち外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」ウェブサイト(9月6日閲覧)。

(山田浩平)

(愛知)

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