ムンバイで食品総合展示会、キユーピーなど日系メーカー出展

インド西部マハーラーシュトラ州ムンバイで8月28～30日、食品・飲料の国際展示会「アヌーガ・セレクト・インディア（ANUGA SELECT INDIA）」が開催された。ドライフルーツやナッツ、食用油、スナック菓子など、素材を生かした食品が多く出品された。日本からはキユーピー（本社：東京都渋谷区）のほか、素材や材料を扱う専門商社KISCO（本社：大阪市中央区）が出展した。

キユーピーは主力商品のマヨネーズのほか、ベジタリアンの多いインド市場を意識して、卵を使わないエッグレス・マヨネーズやごまドレッシングなどを出品。製品は自社のマレーシア工場で製造、インドでは現地の輸入販売代理店を通じて、フリップカート、アマゾン・インディアなどの大手電子商取引（EC）サイトで販売を開始している。同社担当者によると、今後は小売店での販売拡大を目指すという。KISCOは抹茶パウダーや乳化剤などを出品し、多くの引き合いを受けていた。

隣接する会場では、関連イベントの食品加工機械・設備の専門見本市「アヌーガ・フードテック・インディア（ANUGA FOODTECH INDIA）」も同時開催され、業務用の計量・包装機の製造・販売のイシダ（本社：京都市左京区）の現地法人をはじめ、多くの日系機械・設備メーカーが出展した。

（篠田正大）