日本とUAEがCEPA交渉入り
(アラブ首長国連邦、日本)
ドバイ発
2024年09月19日
日本とアラブ首長国連邦(UAE)は、2024年9月18日に両国の包括的経済連携協定(CEPA)の交渉開始を決定したと発表した。なお、並行して日・GCC(湾岸協力会議)自由貿易協定(FTA)交渉は行われるが、日・UAE間において包括的なEPAを締結することにより、貿易・投資の拡大を始めとする両国間の経済関係の強化が期待されている。
日本とUAEの貿易をみると、2023年の日本の対UAE輸出総額は約1兆4,661億円で、主要輸出品目は輸送用機器だ。UAEは日本からの自動車輸出先国として、2023年においては金額で世界7位、台数で世界3位を誇る。2023年の日本の対UAE輸入総額は5兆1,943円であり、主要輸入品目は石油を中心として鉱物資源で占められている。
UAEは2021年以降、CEPA締結を加速度的に進めており、これまでに6カ国とCEPAを発効済みで、最終的には日本を含めて103カ国との締結に対象を広げ、貿易総額のうち最大95%をカバーすることを目指している。
(清水美香)
(アラブ首長国連邦、日本)
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