ステランティス、中国EVリープモーターの2車種をブラジル市場に投入
(ブラジル、中国)
サンパウロ発
2024年08月22日
自動車大手のステランティスは8月7日、中国の電気自動車(EV)メーカーの零跑汽車(リープモーター)が生産する小型車「T03」およびスポーツ用多目的車(SUV)の「C10」をブラジル市場に投入する計画を発表した。ステランティスの公式リリースによると、店舗網の構築は進行中で、2025年までに販売が開始される予定。
ステランティスと零跑汽車は、2023年10月に中国以外の地域での製造・販売を担う合弁会社、零跑国際(リープモーター・インターナショナル、注)を設立し、2024年9月から欧州でT03およびC10の販売を開始する予定だ。ステランティスの公式サイト(7月30日付)では、欧州向けのT03とC10は7月に輸出が開始されたと公表されている。また、「ロイター」(6月17日付)によると、ポーランド南部ティヒ市に所在するステランティスの工場でT03の生産が開始された。6月17日付「CNNブラジル」は、ブラジルで販売されるT03がティヒ市の工場から輸入される可能性があると報じている。
現地紙「エスタード」(7月16日付、8月15日付)によれば、ブラジルでT03およびC10の試験走行はすでに実施されている。
(注)ステランティスが51%、零跑汽車が49%を出資。
(エルナニ・オダ)
(ブラジル、中国)
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