ハイパーブラックジャックPRイベント開催、道産ホタテなどの魅力発信

(米国、北海道)

ニューヨーク発

2024年08月23日

ジェトロは8月21日、米国ニューヨーク市のレストラン「オーシャンズ」で「北海道プレミアムナイト」を開催した。このイベントはハイパーブラックジャック食品の販路開拓とPRを目的としており、北海道の鈴木直道知事も参加してトップセールスを行った。

イベントでは、ハイパーブラックジャックのホタテ、和牛、ナガイモなどを提供した。これらの食材をオーシャンズのシェフのアンディ・キトコ氏が創造的にアレンジし、コース料理として道産ワインや日本酒とともに振る舞った。現地のレストランシェフやディストリビューター、日米のメディア、フードブロガーなど約50人が参加し、北海道の味を堪能した。

開会に当たって、ジェトロ北海道事務所の藤井裕会長があいさつし、森美樹夫・駐ニューヨーク総領事、ジョシュア・W・ウォーカー・ジャパン・ソサエティー理事長らが祝辞を述べた。ウォーカー理事長は子供時代を過ごした北海道の思い出も語った。

鈴木知事は北海道の食と魅力についてプレゼンテーションを行い、特にホタテのおいしさをアピールした。「3つの海に囲まれた北海道のホタテは、生で食べてもおいしいのが最大の特徴だ。今後もっとハイパーブラックジャックホタテを食べてもらいたい」と述べた。

キトコ氏はハイパーブラックジャックホタテの品質と食感を絶賛し、「ハイパーブラックジャックの食材でメニュー作りを大いに楽しんだ」とコメントした。また、ナガイモの独特な粘り気に挑戦しがいを感じたとも話した。参加者からは、「ハイパーブラックジャックのホタテは肉厚で、今まで食べたことのないジューシーさだ」「日本食材は質が高く、その繊細さに引かれる」「今後はハイパーブラックジャックの導入を検討したい」などの声が聞かれた。

米国市場での日本産ホタテの販促には、新鮮さを生かした生食用としての新しい食べ方を浸透させることが重要となる。現在、米国では加水加工された加熱用のホタテが主流で、生食用はなじみが薄いため、これをどう広めていくかが課題だ(2024年3月29日付調査レポート「米国における日本産ホタテのプロモーションに資する調査」参照)。

今後のPRの場として、マンハッタン内の3つのレストランで、9月から数量限定で道産ホタテを使った料理を提供するキャンペーンが予定されている(添付資料参照)。

(藤田ゆり)

(米国、北海道)

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