トルコ貿易省、中国、インド、ロシア、日本からの熱延コイルに暫定的なAD税導入予定

「ジーエムケー・センター」（GMK Center）紙（8月8日付）は、トルコ貿易省が中国、インド、日本、ロシアで生産された熱延コイル（HRC）の輸入に対して、暫定的なアンチダンピング（AD）税を賦課すると報道した。

同措置は、国内の鉄鋼企業から申し立てを受け、2023年10月に始まった中国を中心とする4カ国産のHRC製品に対するAD調査の予備調査結果（8月7日付）を受けたもので、同報道によると、8月16日に予定されている公聴会の結果を受け、最終的に決定するという。

予備調査結果によると、HRCに対するAD税は、中国企業に対して20.56～57.75％、インド企業に11.65～18.26％、ロシア企業に16.11～23.58％、日本企業に39.20％が課される見込みだ。

（中島敏博）