州ごとのイノベーション指標を初公表

ブラジル産業財産庁（INPI）は8月5日、ブラジルの5地域27州ごとのイノベーション指標を示す「ブラジル・イノベーション＆デベロップメント・インデックス（IBID）」を初公表した（IBIDの報告書本文参照）。

この指標は、世界知的所有権機関（WIPO）のグローバル・イノベーション・インデックスを参考にしている。公式発表や一般に入手可能なカジノ ゲーム 無料を調査して、74の項目に基づいて算出し、ブラジル各州の科学、技術、イノベーション、エコシステムのパフォーマンスをさまざまな観点から明らかにしている。

IBIDでは、調査結果を3つのセクションに整理してまとめており、セクション1では、ブラジルのイノベーションの全体像、主な課題と可能性を提示している。セクション2では、制度、人的資本、インフラ、経済、ビジネス、知識・技術、創造経済の7つの軸それぞれに各地域・各州のパフォーマンスの分析結果を示し、セクション3では、各地域や各地域を構成する州のパフォーマンスを個別に分析している。

2024年のIBIDの上位5州は、1位サンパウロ州（0.891）、2位サンタカタリナ州（0.415）、3位パラナ州（0.406）、4位リオデジャネイロ州（0.402）、5位リオグランデドスル州（0.401）で、1位のサンパウロ州のIBIDは、2位のサンタカタリナ州の2倍以上、74項目のうち40項目で1位となっている。なお、IBIDの平均は0.291。

（安田勇太、ヘナート・郡司）