ボルボが大型トラックの生産工場建設を発表

(メキシコ)

メキシコ発

2024年08月26日

ボルボ・グループは8月23日、北米の大型トラック需要に対応するためのアセンブリー工場をメキシコ・ヌエボレオン州モンテレイ市に建設することをプレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで発表した。投資予定額は約7億ドルで、2026年の生産開始を目指す。

同社は、北米向け生産体制の強化のため、メキシコでの工場建設については既にアナウンスしており(4月11日付同社プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、今般は具体的な立地についての発表となった。モンテレイ市を選んだ理由については、米国南西部、西部地域への近接性ならびに中南米へのアクセスに加え、国内販売も見据えたロジスティクス上の優位性を挙げている。

北米需要への対応に加え、周辺地域もカバー

製造品目は、電動などではない従来型の大型トラックで、ボルボ・トラックならびにマック・トラックの2ブランド。キャビン部分のボディ・イン・ホワイト生産(注)、塗装の工程を含むアセンブリー施設となる予定だ。両ブランドともに米国、カナダへ輸出されるほか、マック・トラックについてはメキシコ国内ならびに中南米への供給も行うとされている。

(注)塗装前の自動車の骨格やフレーム、パネルが接合された状態のもの。

(中島伸浩)

(メキシコ)

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