ドイツの研究機関とベルリンのアクセラレーター、ディープテックイベント開催
(ドイツ)
ベルリン発
2024年08月06日
ドイツのフラウンホーファー・ハインリッヒ・ヘルツ通信技術研究所(HHI)とシリコンアレーが7月25日、「第6回ディープ・テック・ナイト」を共催し、ディープテック分野のさまざまなスタートアップ企業によるピッチとネットワーキングが行われた。
今回は、次の5つのスタートアップがピッチを行った。
- Ayen〔人間の孤独の問題を解決する人工知能(AI)ベースのアプリ〕
- Exazyme(AIアルゴリズムによるタンパク質設計)
- Flybionic(ドローン向け通信ソリューション)
- Remedee(AIによるソフトウエアの技術的問題解決)
- Sapper Intelligence(ドローンを使った爆発物探知AIシステム)
ベルリンに拠点を置くフラウンホーファーHHIは、応用志向の研究を行う世界有数の組織のフラウンホーファー研究機構(注)の一部だ。1949年に設立されたフラウンホーファー研究機構は現在、ドイツ国内に76の研究所と研究施設を有している。
シリコンアレーは2011年に設立され、定期的な交流会やイベントの開催、英語によるニュースブログでのブラック ジャック アプリ発信を通じて、ベルリンのスタートアップコミュニティーの形成に注力している。ニュースブログは、ベルリンを拠点に国際的に活動する英語圏のスタートアップ・シーンにとって重要なブラック ジャック アプリ源となっているという。
フラウンホーファーHHIとシリコンアレーは2023年1月、ディープテックの商業化のためにパートナーシップを締結し、プログラムを立ち上げたことを発表。フラウンホーファーHHIの革新的な研究とシリコンアレーのスタートアップ育成の経験を融合させ、創業者のアイデアを成功へと導くことを狙っている。プログラムに参加するスタートアップは、フラウンホーファーHHIの研究知識とリソース、シリコンアレーの持つ専門知識とネットワークを活用できる。
同プログラムの一環のディープ・テック・ナイトは毎月最終木曜日に開催されており、日本発スタートアップの参加を期待する声も多く聞かれた。
なお、フラウンホーファーHHIは、2024年4月に実施されたチューリンゲン州政府主催の訪日ミッションに参加し、横浜のOPTICS PHOTONICS International Exhibition 2024(OPIE24)でベルリン・ブランデンブルクのフォトニクス産業について紹介するワークショップイベントを開催した。
(注)フラウンホーファー研究機構の概要は、ジェトロのレポート「ドイツ中小企業の成長に貢献するフラウンホーファー研究機構(751KB)」を参照。
(インメ・ダービット)
(ドイツ)
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