中国EVメーカーのHozon Auto、ブラジル市場に3車種導入、工場設立を計画
(ブラジル、中国)
サンパウロ発
2024年08月19日
中国の電気自動車(BEV)メーカーの合衆新能源汽車(Hozon Auto)は8月9日、ブラジル・サンパウロ市のインテルラゴス・サーキットで開催されたモーターショー「インテルラゴス・フェスティバル」において、哪吒汽車(NETA)ブランドとしてブラジル市場に導入予定の3車種を発表した。同3車種は、スポーツ用多目的車(SUV)の「AYA」と「X」、およびスポーツカーの「GT」。8月8日付の同社の公式リリースによると、これらの輸入車は2024年下半期中に販売が開始される予定だ。
さらに、5月1日付の同社の公式サイトによると、ブラジルに工場を建設する計画も進行中だとしている。NETAのマーケティング・製品担当ディレクターのエンリケ・サンパイオ氏は8月7日付現地紙「グローボ」のインタビューで、「ブラジルで適地を調査するチームは既に動いている。その工場は南米への輸出拠点になる」と説明した。
また、同紙によると、NETAは2024年内に販売店を30店舗開業し、2025年末までに70店舗に拡大することを目指している。
(注)NETAは中国電気自動車メーカーの合衆新能源汽車(Hozon Auto)が立ち上げたブランド。タイおよびインドネシアでも工場を建設し、タイでは2024年3月、インドネシアでは5月に稼働した。
(エルナニ・オダ)
(ブラジル、中国)
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