メキシコ経済省、ACE55号の純正自動車部品のオンライン カジノ ブラック ジャック地規則適用を柔軟化
(メキシコ、ブラジル)
調査部
2024年08月08日
メキシコ経済省は7月25日、国家貿易情報システム(SNICE)で公文書(Oficio No.516.2024.2386)を公示し、ラテンアメリカ統合連合(ALADI)経済補完協定55号(ACE55号)付属書II(通称「メキシコ-ブラジル自動車協定」)の自動車部品のオンライン カジノ ブラック ジャック地規則の解釈において、ブラジルの完成車メーカーに純正部品として供給する目的で輸出される自動車部品のオンライン カジノ ブラック ジャック性判断を柔軟化した。
ACE55号の自動車部品のオンライン カジノ ブラック ジャック地規則は、同協定の別添II(オンライン カジノ ブラック ジャック地規則)の第5条に規定されており、エンジンなど一部を除き、(1)4桁レベルの関税分類変更(CTH、注1)、または、(2)製品価額に占める非オンライン カジノ ブラック ジャック材料の価額が50%以下(注2)、のいずれかを満たせばよかった。しかし、2015年3月19日に官報公示された第5次追加議定書に基づき、ブラジル向けにはCTHの採用をなくし、積み上げ方式(注3)の域内付加価値比率(ICR、注4)で35%(2019年3月19日以降は40%)以上が求められるようになった(メキシコ・メルコスール自動車協定、部品のブラック)。ただし、同議定書の第5条は、完成車の製造に用いる自動車部品のオンライン カジノ ブラック ジャック性の判断基準としては、従来の(1)および(2)を採用すると規定している(添付資料表参照)。同条の適用を巡って、以前からメキシコ側とブラジル側で解釈の相違が存在する。メキシコ側は、積み上げ方式のICRはアフターサービス用の(完成車製造に用いられない)自動車部品に適用されると解釈する一方、ブラジル側は、第5条は国内で完成車メーカーに部品を納品する際のオンライン カジノ ブラック ジャック性の判断にのみ採用され、純正部品でも自動車部品として相手国に輸出される場合は積み上げ方式が適用されると解釈している。
経済省は今回の公文書の中で、協定と追加議定書を精査した結果、ブラジルで完成車の製造に用いるために(メキシコから輸出される)自動車部品に対し、上記(1)または(2)を適用してオンライン カジノ ブラック ジャック性を判断し、オンライン カジノ ブラック ジャック地証明書を発給することを妨げる材料はないと結論付け、ブラジル政府の要請を受けて相手国に輸出される自動車部品のオンライン カジノ ブラック ジャック地規則をICR40%以上に当面の間(注5)限定した2020年8月24日付公文書の効果を取り消した。これにより、これまでよりも容易にオンライン カジノ ブラック ジャック品と判定されることが期待できる。ただし、輸出者はオンライン カジノ ブラック ジャック品登録(注6)の申請時に、輸出する自動車部品がブラジルで完成車の製造に用いられることを証明する必要があるとした。
最終的にはブラジル税関の判断に
メキシコ日本商工会議所が2019年4~5月に会員企業に対して実施したアンケートによると、メキシコからブラジルに輸出している企業のうち、63%がACE55号を利用していないと回答、その理由として62%が厳格なオンライン カジノ ブラック ジャック地規則の存在を挙げていた。今回の公文書により、メキシコ経済省はより柔軟な基準でオンライン カジノ ブラック ジャック品と判定することになるが、最終的にはブラジル当局の判断となる。ブラジルに輸出した後、ブラジル税関の判断でオンライン カジノ ブラック ジャック性の確認が行われ、その結果、特恵関税の適用が否認されるリスクは残る。
(注1)輸出する産品を生産するために使用する非オンライン カジノ ブラック ジャック材料の関税分類(HS)コードが、輸出産品のHSコードと上4桁の単位で異なっていれば、域内で非オンライン カジノ ブラック ジャック材料に実質的な変更が行われたと判断し、オンライン カジノ ブラック ジャック品と認める判断基準。
(注2)輸出製品の取引価額(FOB)に占める非オンライン カジノ ブラック ジャック材料価額の比率が、製品のFOB価格の50%以下であれば、オンライン カジノ ブラック ジャック品と認める判断基準。日本が締結する経済連携協定(EPA)で採用されている控除方式の域内オンライン カジノ ブラック ジャック割合(RVC)で50%以上と同意。
(注3)製品取引価額(FOB)に占めるオンライン カジノ ブラック ジャック材料の価額で計算する方式。「材料」の価格しか足し上げられないため、労務費や経費、利益などが非オンライン カジノ ブラック ジャック付加価値になってしまうため、控除方式と比べると厳格な基準。
(注4)スペイン語でÍndice de Contenido Regional(ICR)。多くのFTAで用いられる域内オンライン カジノ ブラック ジャック割合(RVC)と同義。
(注5)2020年8月24日付公文書では、「第5次追加議定書第5条の適用に関し、メキシコとブラジルの両国政府の間で双方にとって満足のいく合意が得られるまで」としている。今回の公文書では、両国政府が解釈で合意したかどうかは不明。
(注6)日本でいう「オンライン カジノ ブラック ジャック判定依頼」のこと。メキシコ貿易手続き単一窓口(VUCEM)を通じて輸出者がメキシコ経済省に申請し、メキシコ経済省が申請データを基にオンライン カジノ ブラック ジャック品かどうかを判定し、オンライン カジノ ブラック ジャック品と判定された場合はオンライン カジノ ブラック ジャック品登録を行う。
(中畑貴雄)
(メキシコ、ブラジル)
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