ブカレスト地下鉄空港アクセス線、北側半分の建設許可を取得

(ルーマニア、日本)

ブカレスト発

2024年08月14日

ルーマニアの首都ブカレストの地下鉄運営会社メトロレクスは8月9日、ブカレストのアンリ・コアンダ国際空港とブカレスト市内を結ぶ地下鉄空港アクセス線(M6)の北側半分の建設許可を取得したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

北側半分の全長は7.6キロで6駅を含む。2021年12月に土木工事入札が実施され、2023年2月にトルコのギュラマク重工建設とルーマニアの同業ソメトのコンソーシアムが落札した(関連トランプ ゲーム ブラック)。その後、同コンソーシアムは土木工事着工命令に必要な技術遂行プロジェクトを進めてきた。

北側部分の土木工事の落札価格は約12億7,842万レイ(約409億944万円、レイは通貨単位レウの複数形、1レウ=約32円、8月9日ルーマニア国立銀行為替レート)(付加価値税を除く)で契約期間は48カ月間、財源には政府予算と日本の国際協力機構(JICA)の円借款が充てられる。

空港アクセス線(M6)は全長14.2キロ12駅で、アンリ・コアンダ国際空港とブカレスト中心部に近い「5月1日(1Mai)」駅を連結する重要路線だ。メトロレクスによると、プロジェクト総額は約63億3,013万レイで、そのうちEU結束政策に基づいて拠出される「大規模インフラ運営プログラム2014~2020」に割り当てられたEU基金から約23億6,030万レイが支出される。なお、南側半分の建設許可は2023年12月13日に取得済みで、同15日から工事が開始されている。

(高崎早和香)

(ルーマニア、日本)

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