FDI戦略(2024~2028年)を発表
(トルコ)
イスタンブール発
2024年08月07日
トルコ大統領府投資局は7月29日、「トルコ対内直接投資(FDI)戦略2024-2028」を発表した(同日付官報で承認)。同局によると、この戦略は2028年までの5カ年でトルコのFDIシェアを全世界で1.5%、周辺地域で12%に増大させることを目指している。
アフメト・ブラク・ダールオール局長は「トルコは、戦略的な立地と有能な労働力、強固な物流インフラにより、周辺地域でも際立った好環境にある」とした上で、この新しいFDI戦略は気候に優しい投資、デジタル投資、グローバルバリューチェーン指向の投資、知識集約型投資、優秀な雇用を創生する投資、ハイエンドサービス投資、質の高い金融への投資、地域開発に資する投資を対象とするもので、トルコの持続可能な開発と技術変革に大きく貢献すると主張した。
同戦略の2024年のアクションプランとしては、特に「投資環境と競争力」「グリーントランスフォーメーション」(関連ブラック ジャック コツ)、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」「グローバルバリューチェーン」「優秀な人材育成」の5つに重点を置くとしている。
ダールオール局長は、同戦略が世界経済の再編でトルコを世界で最も重要な生産・輸出センターの1つにする投資誘致ロードマップとして策定されていると述べ、「(レジェップ・タイップ・エルドアン)大統領が掲げた世界トップ10の経済大国になるという目標に沿って、トルコの国際競争力を高め、経済成長を加速させ、適格な雇用分野を拡大することになる」と強調した。
(中島敏博)
(トルコ)
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