電池素材大手の中国BTRがモロッコに負極材工場を建設、正極材工場も着工

中国電池素材生産大手の貝特瑞新材料集団（BTR）は8月13日、現地子会社を通じてモロッコのタンジェ市にリチウムイオン電池（LIB）用の負極材工場を建設すると発表した。負極材の年産能力は6万トンで、最大で26億1,800万元（約537億円、1元＝約20.5円）を投じるという。工期は約2年の予定。同社は進出する目的について、（1）新エネルギー車（NEV）市場の拡大が続いでおり、顧客満足度の向上や市場の需要を満たす、（2）カジノ 無料の市場シェアを拡大する、（3）負極材分野における総合競争力を高めることなどを挙げた。

BTRはここ数年、カジノ 無料進出を積極的に進めている。同社は4月にモロッコにLIB向け正極材工場（年産5万トン）を着工させ（）、8月にインドネシアで建設している負極材プロジェクト（年産16万トン）の1期目工場も正式に稼働した。中国の負極材業界としては、初のカジノ 無料生産・稼働拠点という。

BTRは2000年8月に設立され、2021年11月に北京証券取引所上場を果たした。LIB用の負極材、正極材、新材料などを中心に、新エネルギー産業向け材料の開発・生産を行う業界大手だ。調査会社の起点研究院（SPIR）の発表によると、中国上半期（1～6月）のLIB用の負極材の出荷量約90万トンのうち、BTRの市場シェアは21.6％と1位を維持している。

（劉元森）