ドイツ自動車大手、2024年上半期の世界販売台数が前年同期比で減少

ドイツ自動車大手のBMWグループとフォルクスワーゲン（VW）グループは8月1日、2024年上半期（1～6月）の全世界の乗用車販売台数を発表した。メルセデス・ベンツグループは7月26日に発表しており、ドイツ自動車大手3社の同期の販売実績がそろった。各社とも、2024年上半期の世界販売台数が前年同期比で減少した。バッテリー式電気自動車（BEV）とプラグインハイブリッド車（PHEV）の世界販売台数には、メーカーによって差異があった。各社の概要は次のとおり。

VWグループの2024年上半期の販売台数（注1）は418万7,854台（前年同期比0.4％減）だった。乗用車販売台数を主要地域別・国別にみると、アジア大洋州は148万5,008台（8.2％減）だった。うち、中国は134万4,509台（7.3％減）となった。西欧は162万973台（2.6％増）となり、うちドイツが57万6,991台（4.3％増）だった。商用車を含めると434万7,965台で、BEVは31万7,185台（1.4％減）となった。他方、PHEVは13万5,859（17.4％増）と増加した。BEVとPHEVが商用車も含めた総販売台数に占めるシェアは10.4％となり、前年同期比で0.4ポイント上がった。

BMWグループの2024年上半期の販売台数（注2）は121万3,276台（前年同期比0.1％減）だった。地域別では、アジアは49万4,567台（3.6％減）となり、うち中国は37万6,353台（4.3％減）だった。欧州は46万793台（2.6％増）だった。うちドイツが振るわず、12万2,656台（1.1％減）にとどまった。BEVの世界販売台数は19万614台（24.6％増）で大幅に増加した。全体に占めるシェアは15.7％となり、前年同期に比べ3.1ポイント上昇した。他方、PHEV（BMWとミニ）は7万8,443台（15.2％減）と落ち込んだ。全体に占めるシェアは6.5％で、前年同期比で1.1％ポイント下がった。

メルセデス・ベンツグループの2024年上半期の販売台数（注3）は95万9,690台（前年同期比5.8％減）だった。ブラック ジャック 確率みると、アジアは43万6,296台（10.4％減）だった。うち、中国も34万1,516台（8.8％減）と減少した。欧州（注4）は31万7,624台（1.1％減）にとどまり、ドイツは9万9,732台（16.2％減）となった。BEVの世界販売台数は9万3,364台（17.3％減）と減少した。全体では9.7％のシェアを占め、前年同期比で1.4ポイント低下した。PHEVは8万6,776台（16.1％増）だった。全体に占めるシェアは9.0％となり、前年同期比で1.7ポイント拡大した。

（注1）中国の合弁会社分を含む。乗用車以外のVWブランド小型商用車を含む。

（注2）BMW、ミニ、ロールスロイスブランドの合計。華晨汽車集団（Brilliance）との合弁会社分を含む。

（注3）メルセデス・ベンツグループ傘下のメルセデス・ベンツ、スマートの合計。

（注4）EU加盟国とスイス、ノルウェー、英国の合計。

（クラウディア・トーディ）