ルワンダ大統領選で現職のカガメ氏圧勝

ルワンダ国家選挙委員会は7月22日、同月14～16日に実施された総選挙の結果を発表した。大統領選では、現職のポール・カガメ大統領が得票率99.18％で当選した。対立候補のフランク・ハビネザ氏（民主緑の党）、フィリップ・ンパイマナ氏の得票率はそれぞれわずか0.5％、0.32％にとどまった。下院議会選では、一般枠53議席のうち連立与党が37議席、野党が16議席を獲得した。

カガメ大統領は2000年4月に就任。2003年に制定された憲法では任期7年で1回のみ再選可能とし、2期を超えては認められないとしていた。しかし、2015年の国民投票による憲法改正により、2017～2024年の7年間を最初の移行期として、その後は大統領任期を5年2期まで再選可能とする改正を行った。これにより、2017年選挙にカガメ大統領は立候補ができ、以降も2024年と2029年の2期の再選が可能となっている。2029年も勝利すれば、カガメ大統領は最長で2034年まで大統領を務めることができる。

（佐藤丈治）