ミラノ冬季五輪の聖火台を大阪・関西万博イタリア館で発表へ
(イタリア、日本)
ミラノ発
2024年07月19日
2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪の運営組織のミラノ・コルティナ財団は7月12日、2025年大阪・関西万博のイタリアパビリオン(イタリア館)への参加について、イタリア館事務局と覚書(MOU)を締結し、冬季五輪で使用する聖火台を万博期間中に初披露すると発表した(プレスリリース、イタリア語)。初披露のイベントは2025年4月を予定しており、1981年に姉妹都市となったミラノと大阪で同時に行う計画。
ミラノ・コルティナ財団のアンドレア・バルニエル最高経営責任者(CEO)は「五輪の最も重要なシンボルの1つの聖火台を大阪・関西万博で披露できることを非常に誇りに思う。次世代にインスピレーションを与え、本大会をより身近なものにする素晴らしい機会になるだろう」とコメントした。また、イタリア館のマリオ・バッターニ事務局長は「スポーツは社会発展のための重要なツールだ。われわれは大阪・関西万博でオリンピック・パラリンピックの価値を周知していく」と述べた。
大阪・関西万博については、6月14日にイタリア・プーリア州で開催されたG7サミットの際に、ジョルジャ・メローニ首相と岸田文雄首相の間で行われた2国間協議でも、重要性を再確認している。
7月10日には、バッターニ事務局長と、イタリア産業連盟(コンフィンドゥストリア)のバルバラ・チッミーノ輸出・投資促進担当副会長が会員企業に対し、大阪・関西万博への参加を促すことでMOUを交わしている。両者は万博への参加を通じて、イタリア企業が日本やアジア太平洋地域の潜在的なパートナーとの関係を強化し、ビジネスを促進するために連携する。
(平川容子)
(イタリア、日本)
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