双日、ウズベキスタンに事務所を開設

(ウズベキスタン、日本)

タシケント発

2024年07月26日

双日は7月8日、ウズベキスタンの首都タシケントにおいて、駐在員事務所の開所式を開催した。開所式には同社の藤本昌義代表取締役会長CEO(最高経営責任者)に加え、ウズベキスタンのジャムシド・ホジャエフ副首相、羽鳥隆・駐ウズベキスタン日本大使、前田匡史(ただし)・国際協力銀行(JBIC)取締役会長などが出席した。同社にとって、タシケントでの拠点開設は約20年ぶり。事務所の開設により、既存事業の拡大と新規事業の展開を図る。

双日はウズベキスタンで、主にエネルギー関連のブラック ジャック コツを展開している。2022年には、同国最大級の発電所であるシルダリヤ2複合火力発電所のIPP事業(注)の事業権を獲得。同事業を対象に、2023年3月に国際協力銀行などと融資契約を締結した。

現地メディア「スポット」(2024年5月7日)によると、カタールの発電事業会社ネブラス・パワーとともに、ウズベキスタンの中部に位置するナボイ州に風力発電所の建設を計画しているという。

エネルギー以外の分野でのブラック ジャック コツ展開も目指す。双日の藤本会長は7月9日、シャフカト・ミルジヨエフ大統領と会談した。また、ジャムシド・クチカロフ副首相兼経済財務相との会談では、ウズベキスタンにおける医療、エネルギー、再生可能エネルギー、道路・鉄道建設などの分野における新たな官民パートナーシップ(PPP)プロジェクトの形成について協議した(「ダリョ」2024年7月10日)。また、双日は7月8日、トルコの建設大手ルネサンス・インターナショナルとともにウズベキスタンの歴史的な中心地であるサマルカンド市に医療センターを設立する覚書を、ウズベキスタン保健省と締結した(「スポット」2024年7月11日)。

タシケントでは、双日の前身である日商岩井が2003年まで駐在員事務所を有していた。

写真 開所式でテープカットを行う(左から)JBIC前田会長、ホジャエフ副首相、双日・藤本会長、羽鳥大使(ブラック ジャック コツ撮影)

開所式でテープカットを行う(左から)JBIC前田会長、ホジャエフ副首相、双日・藤本会長、羽鳥大使(ジェトロ撮影)

(注)Independent Power Producerの略称。発電設備を持ち、その設備で発電した電気を販売する事業者。

(ウラジミル・スタノフォフ)

(ウズベキスタン、日本)

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