第1四半期のGDP成長率は前期比0.2%
(ニュージーランド)
シドニー発
2024年07月10日
ニュージーランド統計局は6月20日、2024年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率が前期比0.2%増(注)だったと発表した。2期連続のマイナス成長(ニュージーランドの第4四半期GDP成長率、2期連続で前期比ブラック)から脱し、3期ぶりのプラス成長となった。
需要項目別では、家計やブラック ジャック 無料 ゲーム旅行者によるサービスや非耐久財を中心とした支出の増加などで、民間消費支出が前期比1.6%増加し、GDPを押し上げる要因となった。一方で、中間財や消費財の輸入の増加で、輸入が6.1%増加したことや、住宅建設や輸送機器投資などが減少し、総固定資本形成が1.3%減少した。
産業別にみると(添付資料表参照)、今期は16業種中8業種がプラス成長となった。特に伸びが高かったのは電気・ガス・水道・廃棄物サービス(前期比2.9%増)で、発電と売電、送配電の増加などによるものだった。また、非住宅用不動産事業などの増加で、不動産・レンタルサービス(同0.9%増)も伸びた。一方で、建設業は3.1%減少した。主に建設サービスや住宅建設の減少によるものだった。製造業も、石油・化学・プラスチック・ゴム製品、輸送機器・機械設備の落ち込みにより、1.2%減少した。専門・科学・技術・管理・ビジネスサービスも1.1%減少した。特に科学・建築・エンジニアリングサービス、法律・会計サービスが減少によるものだった。
ニコラ・ウィリス財務相は今回の発表を受けて、政府が財政規律を回復し、経済成長を促すことの重要性をあらためて表明した。政府は6月に新年度予算案(関連ブラック ジャック ゲーム)を発表した際にも、国内経済の立て直しや生活費負担軽減、財政健全化と債務削減を目標に掲げていた。今後の国内経済については「直近の状況から見通すのは難しいが、財務省予算案の見通しによると、インフレが抑制され、金利が低下して成長が回復することに伴い、下半期以降の見通しは改善するとみている」と説明した。
(注)全て季節調整済みの数字。
(青島春枝)
(ニュージーランド)
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