2024年上半期、サウジアラビアのVC投資額が中東・北アフリカ無料 カジノ ゲーム1位に

(サウジアラビア)

リヤド発

2024年07月11日

アラブ首長国連邦(UAE)の調査会社マグニット(MAGNiTT)(注1)とサウジ・ベンチャーキャピタル・カンパニー(注2)が7月9日に共同で発表したレポート「2024-H1サウジアラビア・ベンチャー・キャピタル・レポート外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」によれば、2024年上半期(1~6月)のサウジアラビアのベンチャーキャピタル(VC)を通じた投資額は、中東・北アフリカ無料 カジノ ゲーム(MENA)全体で1位となり、前年同期比7%減の4億1,200万ドルになった。

同レポートによると、資金調達の32%がSalla(ECプラットフォーム)の1億3,000万ドルの大型調達によるもので、MENA無料 カジノ ゲームにおける唯一のメガラウンド(1億ドルを超える案件)となった。サウジアラビアの案件数は比較的安定し、年率3%減にとどまっている。MENA無料 カジノ ゲームの総資金調達額に占めるサウジアラビアの割合は54%(前年同期は38%)と、同国の影響力の高まりを示した。

サウジアラビア国営通信によると、Eコマース・小売業は、VCによる資金調達総額の52%を占め2億1,500万ドルに達した。フィンテックは、ディール件数の14%を占めており、同国のディール件数をリードしている。サウジアラビアの主要紙「サウジ・ガゼット」によると、MAGNiTTのCEO(最高経営責任者)であるフィリップ・バホーシー(Philip Bahoshy)氏は「サウジアラビアは、現在の経済環境下でもエコシステムを成長させ続けている。特筆すべきは、資金調達総額がほぼ横ばいだったにもかかわらず、メガディール以外の資金調達が前年比84%増加したことが成長の主要因だ」と述べた。

(注1)中東のスタートアップに特化・関連したデータベースを保有し、データ分析などを行う調査会社(https://magnitt.com/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(注2)サウジアラビア中小企業庁が民間セクター奨励プログラムの一環として2018年に設立した政府系ベンチャーキャピタル。主にeコマースやフィンテック、教育、物流といった分野に投資(https://svc.com.sa/en/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(林憲忠)

(サウジアラビア)

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