携帯電話のデータ通信が復旧、外出禁止令はさらに緩和
(バングラデシュ)
ダッカ発
2024年07月29日
バングラデシュでは2024年7月上旬から続く学生デモと当局の衝突後の影響で、7月18日夜から携帯電話通信を含むインターネット接続が遮断されていたが、7月23日夜から部分的にブロードバンドのインターネット接続が復旧し、7月28日時点で平常化している()。バングラデシュ政府はメディアを通じて7月28日午後3時ごろから携帯電話のモバイルデータ通信も復旧すると伝え、10日ぶりにモバイルデータ通信が使えるようになった。
モバイルデータ通信が利用できないという異常事態が長らく続いたものの、スマートフォンのアプリを活用したフードデリバリーやEコマース、配車サービスも利用できるようになる。
午後6時まで外出可能に
バングラデシュ政府が7月20日から命じている外出禁止令は7月28~30日も継続される予定であるるものの、外出可能時間を週末からさらに2時間拡大し、ダッカ、ガジプール、ナラヤンゴンジ、ノルシンディでは午前7時~午後6時とすると発表した。
7月26日時点に比べ、外出可能時間の始まりと終わりがそれぞれ1時間延びた()。27日(土曜日)の午前中、ダッカ商業地区のグルシャン2地区にあるマーケットは、通常に比べて買い物客の数は少なめだった。また、各国大使館などが立地するバリダラ地区付近はいまだ一部道路封鎖され、国軍が警戒にあたっている姿も見られた。
7月31日以降の外出禁止令については7月30日夕方以降に発表されるとみられるため、メディアや現地報道から最新カジノ 無料を入手した上で、安全を確保する行動を取ることが肝要だ。
(安藤裕二)
(バングラデシュ)
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