中国の広州汽車、ブラジルでの新規生産・研究開発などに10億ドル投資へ
(ブラジル、中国)
サンパウロ発
2024年07月12日
中国の国有自動車大手の広州汽車集団(GAC)は6月24日、今後の5年間で10億ドルを投じ、ブラジルに進出する計画を発表した。同社の馮興亜総経理は「工場や研究開発センターに加え、補修部品用の倉庫を建設する予定だ。GACはブラジルの消費者に対して信用できる、技術の高い製品を提出する自信がある」と説明した。
6月24日付の公式リリースによると、GACは、6月7日に中国を訪問中のジェラルド・アルキミン副大統領兼開発商工サービス相に本計画の概要を伝えており、同社の最新の車種の紹介などを行っていた。
計画の詳細についてはいまだ公表されていないものの、ブラジルの自動車業界ブラック ジャック webサイト「オートモティブビジネス」(7月2日付)によると、GACは国内生産を開始する前に輸入車の販売を行う可能性が高く、電気自動車(BEV)のアイオンYがブラジル市場へ導入される可能性があると報じられている。
(エルナニ・オダ)
(ブラジル、中国)
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