LGエナジー、オーストラリア企業から175万トンのリチウム精鉱確保
(韓国、オーストラリア)
ソウル発
2024年07月04日
韓国のバッテリー・メーカーのLGエナジーソリューション(LGエナジー)は7月2日、オーストラリアのリチウム鉱山企業ライオンタウン・リソーシズ(Liontown Resources)と、リチウム精鉱の供給契約と転換社債型新株予約権付き社債(Convertible Bond、2億5,000万ドル相当)の投資契約を締結したと発表した。
リチウム精鉱はリチウム鉱石を加工・濃縮した高純度の原材料で、高容量の電気自動車(EV)バッテリーの重要原料の水酸化リチウムのベースとなる。LGエナジーでは、今回の供給契約を通じ、早ければ2024年末から15年間、合計175万トンのリチウム精鉱の追加調達(注)が可能になったことで、EVバッテリー用重要原料のグローバルサプライチェーンのさらなる強靭(きょうじん)化が実現できたと評価した。175万トンのリチウム精鉱は、高性能(1回の充電で500キロ以上走行可能)EV約500万台分のバッテリーを生産できる分量だ。
(注)LGエナジーは2022年5月にライオンタウン・リソーシズとリチウム精鉱70万トンの供給契約を締結済み。
(李海昌)
(韓国、オーストラリア)
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