米商務省、CHIPSプラス法に基づく助成対象のテックハブ12カ所発表

(米国)

ニューヨーク発

2024年07月03日

米国商務省は7月2日、CHIPSおよび科学法(CHIPSプラス法)に基づく助成対象となる12のテックハブを選定したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。総額は5億400万ドルを見込んでいる。テックハブプログラムは、米国の経済・国家安全保障に関わる先端技術分野で地域レベルの産学官連携に基づくエコシステムに連邦予算を投じる取り組みで、バイデン政権は同プログラムを通じて、重要技術の生産を拡大し、イノベーション分野での雇用創出を目指している。

商務省は2023年10月に第1段階として、地理的多様性や新興技術の専門性実証などの観点から、31カ所のハブを選定した(関連実写 版 ブラック ジャック)。その後、第2段階として、未来のテクノロジーを生産・提供する世界的に認知された地域へと成長するためのプロジェクトの観点から審査し、助成対象となる12のハブを選定した。

今回選定したハブは次のとおり。詳細は商務省経済開発局(EDA)のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますから確認できる。なお、最終的な助成額は今後数カ月以内に確定する。

  • エレベート・クオンタム・テックハブ(コロラド州、ニューメキシコ州、重点技術:量子カジノ 無料技術、推定助成額:4,100万ドル)
  • ヘッドウオーターハブ(モンタナ州、重点技術:スマートフォトニック・センサー・システム 、推定助成額:4,100万ドル)
  • ハートランド・バイオワークス(インディアナ州、重点技術:バイオ製造、推定助成額:5,100万ドル)
  • iFABテックハブ(イリノイ州、重点技術:精密発酵とバイオ製造 、推定助成額:5,100万ドル)
  • ネバダテックハブ(ネバダ州、重点技術:リチウムイオン電池と電気自動車材料、推定助成額:2,100万ドル)
  • NYスマートIコリドーテックハブ(ニューヨーク州、重点技術:半導体製造、推定助成額:4,000万ドル、関連ブラック ジャック ディーラー
  • リージェン・バレー・テックハブ(ニューヨーク州、重点技術:バイオファブリケーション(注)、推定助成額:4,400万ドル、米北東部などの医薬品・医療機器関連3プロブラック
  • 先進的でレジリエントなエネルギーのためのSCネクサス(サウスカロライナ州、ジョージア州、重点技術:クリーンエネルギー・サプライチェーン、推定助成額:4,500万ドル)
  • 南フロリダ気候対応技術ハブ〔フロリダ州、重点技術:持続可能で気候変動に強靭(きょうじん)なインフラ、 推定助成額:1,900万ドル〕
  • 持続可能なポリマー・テックハブ〔オハイオ州、重点技術:持続可能なポリマー(天然および合成樹脂)、推定助成額:5,100万ドル〕
  • 公平で信頼できる自動運転のためのタルサ・ハブ(オクラホマ州、重点技術:安全な自動運転システム、推定助成額:5,100万ドル)
  • ウィスコンシン・バイオヘルス・テックハブ(ウィスコンシン州、重点技術:個別化医療、推定賞金額:4,900万ドル)

ホワイトハウスも同日にファクトシート外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表し、カマラ・ハリス副大統領は「これらのテックハブは、明日の経済をリードするために必要な資源と機会を全米の地域に提供すると同時に、米国の労働者に高賃金の雇用を創出する」とプログラムの意義を強調した。

(注)人工多能性幹(iPS)細胞から3Dプリンティングの技術を用いて生体システムや治療製品を生成すること。バイオプリンティングと呼ばれることもある。

(赤平大寿)

(米国)

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