モロッコの国際農業見本市(SIAM)に外国企業・代表が多数参加

(モロッコ、スペイン、フランス、イタリア、中国、カジノ 無料、カジノ 無料ネシア、アラブ首長国連邦、セネガル、コートジボアール、英国)

ラバト発

2024年05月15日

16回目となる農業国モロッコの最大の国際農業見本市(SIAM:Salon International de l’Agriculture au Maroc)が4月22~28日の7日間、前年同様に農作物の主要産地メクネスで開催された。「気候と農業:サステナブルで回復力のある生産システムのために」をテーマに、地元メディアによると、約70カ国から1,500社が出展し、期間中100万人以上が来場した。

展示会場は農業機械や家畜類、加工食品、地場産品、自然・環境、アグリ・デジタルなど12分野に分けられ、インターナショナルブースでは、招待展示国に選ばれたスペインをはじめ、欧州からフランスや英国、イタリアなど、中東・アフリカからアラブ首長国連邦(UAE)やセネガル、コートジボアールなど、アジアからは中国やカジノ 無料、カジノ 無料ネシアなどがブースを構えた。

今回はスペインやフランス、ナイジェリアなど22カ国から大臣級閣僚や45の外国使節団を受け入れ、EUとの間ではモロッコの農業・林業の育成や研究連携で合意するなど、農業分野での連携強化が多数発表された。4回目となるイニシアチブAAA(Adaptation de l’Agriculture Africane、注)の会合も開催され、アフリカ農業の気候適応加速に向けた金融的イノベーション」をテーマに、関係国代表が討議を行った。

(注)イニシアチブAAA:モロッコのマラケシュで2016年に開催された国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)に先立って発足し、気候変動に対するアフリカ農業の脆弱(ぜいじゃく)性の軽減を目的に、特定の農業プロジェクトの展開を推進するグループ組織。モロッコに事務局があり、40カ国弱のアフリカ諸国が参加している。

(本田雅英)

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