使い捨てプラ食器規制開始から1カ月、飲食店の約7割で切り替え進む

(香港)

香港発

2024年05月30日

香港特別行政区(以下、香港)において、使い捨てプラスチック食器(プラ食器)などの提供を禁止する規制の第1段階が4月22日に開始(関連ブラック ジャック ランキング)されてから1カ月が経過した5月22日、香港政府環境・生態局は同局のフェイスブックへの投稿で、飲食店などにおけるプラ食器の切り替え状況を発表した。

同発表によると、同局職員が視察した7,000店以上の飲食店のうち約7割がプラスチック製に代わる素材の食器に切り替え済みだったことに加え、視察した小売店やホテル5,000店以上のうち9割以上が新規制を順守していることがわかった(注)。

同局は発表の中で、業界と消費者の協力および規制の受け入れに対する感謝を示した。

第2段階への移行は、再利用可能なプラスチック代替品の入手状況や価格次第で判断するものの、2025年を暫定目標としている。第2段階では、カップとふた、容器とふたについても、最終消費者への販売および飲食店内・テイクアウトでの提供が禁止される予定だ。

(注)今回の規制の第1段階では、使い捨てプラスチック食器のうち、発泡スチロール製のもの、ストロー、マドラー、フォーク、ナイフ、皿の最終消費者への販売および飲食店の店内・テイクアウトでの提供が禁止されている。カップとふた、容器とふたについては、第1段階では店内での提供のみ禁止される。

(山崎裕介)

(香港)

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