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(サウジアラビア)
リヤド発
2024年05月27日
サウジアラビアの首都リヤドで5月21~23日、同国最大規模の食品総合見本市「サウジフードショー(The Saudi Food Show)2024」が開催された。サウジフードショーは2回目の開催で、97カ国から1,000社以上が出展し、自社商品・食品の魅力を来場者にアピールした。
展示会場には、日本・日系企業の計2社が単独でブース出展をしたほか、カントリーパビリオンとして、湾岸協力会議(GCC)諸国や米国、英国、スイス、スペイン、ポーランド、タイ、シンガポール、中国、韓国などが出展した。サウジアラビアからはアルマライ(Almarai)、ナデック(Nadec)など大手食品企業が出展した。
ジェトロのヒアリングによると、展示会主催者は「これまでサウジアラビア政府や関係者から、同国で食品展示会を開催してほしいとの声が多く寄せられていた。2023年に初めて開催したところ、予想に反して来場者が多く、企業からも次回は出展したいなどの声が寄せられるなど、反響は大きかった。今回は会場を変更し、前回より出展企業数を大幅に増やした」と語った。出展企業からは、「ハラール認証に対応した商品を多数用意し、来場者から好意的な反応を受けた。来場者の意見を参考にしたい。取引先候補を見つけ、サウジアラビア向け輸出を本格的に取り組んでいきたい」「当社はOEMで抹茶を取り扱っているが、来場者から抹茶を扱いたいとの引き合いが多く寄せられた。サウジアラビアでは抹茶人気が高いと聞いていたが、今回の出展を通じてより実感した。早急に市場開拓をしていきたい」などの声が聞かれた。
また、サイドイベントとして、各国有名シェフによる料理のデモンストレーション「トップテーブル(Top Table)」、若手シェフによるコンペティション「ユースサウジ(YouthX Saudi in 2023)」が開催された。そのほか、各国主要企業の代表者や同国政府要人によるパネルディスカッションも実施され、サウジアラビアの食品市場をテーマに多様な課題について議論が交わされた。
(林憲忠)
(サウジアラビア)
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