マニラで国際自動車展示会が開催、環境車に関心集まる

(フィリピン)

マニラ発

2024年04月30日

自動車の展示会「マニラ・インターナショナル・オートショー(MIAS)」が4月4~7日、フィリピン・マニラ首都圏で開催された。パサイ市のワールドトレードセンター・メトロマニラおよびコンベンションセンター・マニラの2会場で行われ、16万2,000人が来場した。

MIASは、ワールドベックス・サービシズ・インターナショナルが主催しており、今回は「Bridging the Future」をテーマに27社が出展した。前年の1会場のみでの開催、17社の出展から拡大した。日本からは、スズキ、スバル、三菱自動車、日産自動車などが参加した。出展企業の約7割を中国企業が占め、新規出展もほとんどが中国からだった。また、今回は隔年開催のフィリピン国際モーターショー(PIMS)の開催年でもあることから、フィリピンにおける自動車売り上げ1位のトヨタ、3位のフォード(前年はMIASに参加)などフィリピン自動車工業会(CAMPI)加盟企業の一部は出展がなかった。

注目されていた環境車は、上海汽車グループ傘下のMGの高級電気自動車(EV)「IM LS7」、現代のEV「IONIQ 5 N」などが発表された。日系では日産が新たにEV「アリア」を発表したほか、スズキのハイブリッドSUV(スポーツ用多目的車)「XL7」が展示された。

写真 日産e-POWER搭載車種展示(ブラック ジャック ブラック クイーン撮影)

日産e-POWER搭載車種展示(ジェトロ撮影)

(西岡絵里奈、アセンシオ・アシュレイモイラ)

(フィリピン)

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