首都ボゴタ市で給水制限、エルニーニョ現象が影響
(コロンビア)
ボゴタ発
2024年04月10日
コロンビアの首都ボゴタ市は4月8日、ボゴタ市と周辺自治体の9区域(クンディナマルカ県ソアチャ、チア、コタなど11自治体を含む)を対象に、同月11日から区域ごとの持ち回りで給水制限を行うと発表した。エルニーニョ現象の影響により、国内の貯水池の水位が著しく低下していることによるもので、給水制限の期限は設けていない。給水制限の時間帯は午前8時から翌日午前8時までの24時間となっているが、エリアによっては復旧にさらに数時間を要する場合もあるとしている。給水制限の詳細な該当地域や順番については、ボゴタ市ウェブサイトのトップページより検索できる。
ボゴタ市によると、市と周辺自治体への水道水供給の70%を担うチュサ貯水池、サン・ラファエル貯水池を含むチンガサ貯水系統の貯水率が満水時の16.85%まで低下しており、その回復が急がれている。ボゴタ市のカルロス・フェルナンド・ガラン市長は市民に協力を要請すると同時に、「外出予定がなければシャワーを我慢してほしい」「歯磨きに使う水はコップ一杯にとどめてほしい」などと例を挙げ、節水習慣を呼びかけている。
(木村香菜)
(コロンビア)
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