MENAのゲーム市場はサウジアラビアが最大、次いでUAE、エジプトの順
(アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、中東)
ドバイ発
2024年04月09日
ジェトロが公開した「MENAゲーム市場環境分析レポート」(2024年3月31日)によると、2023年の世界のビデオゲーム市場は約1,850億ドルで、中東・北アフリカ(MENA)ブラック ジャック webでは約40億ドルとなった。ゲーム市場は2027年には世界で2,540億ドル、今後10年間で年間8%のペースで成長すると見込まれている。
世界全体に占めるMENAブラック ジャック webのゲーム市場は2023年時点で約2%に過ぎないが、特筆すべきは同ブラック ジャック webの成長見込みで、今後3年間で11%の成長が見込まれ、2027年には60億ドル規模に達すると予測されている。
同レポートによると、MENAブラック ジャック webのゲーム市場では、サウジアラビアが最大のマーケットだ。市場規模はサウジアラビアが18億ドル、アラブ首長国連邦(UAE)が5億ドル、エジプトが4億ドルと続く。なお、上位3カ国でMENAブラック ジャック webの約7割を占めているという。
上位3カ国のゲーム人口をみると、エジプトが最も多く5,600万人、サウジアラビアが2,500万人、UAEが700万人だった。一方で、ゲームに関するユーザー1人当たりの平均支出をみると、UAEが74ドル、サウジアラビアが73ドルのところ、エジプトでは8ドルだという。MENAブラック ジャック webが世界のゲーム市場の2%しか占めていないにもかかわらず、ゲーム人口の5~15%を有していることは、既存ユーザーの収益化や新たなゲーム収益創出の可能性があると、同レポートは示唆する。
同レポートでは、拡大する当該市場へ日本企業が参入を検討する際の情報提供の観点から、日本のゲーム業界の強みについて取り上げつつ、上位3カ国の各国政府によるゲーム市場拡大の国家戦略、国内外の投資促進のための基盤構築、ゲーム制作会社や支援機関などの主要ステークホルダー、当該市場の人材育成などについて網羅的に紹介している。
(井澤壌士、清水美香)
(アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、中東)
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