日本の起業家育成プログラム「J-StarX」、起業前の大学生らを米国と欧州に派遣
(米国、フランス、ドイツ、日本)
イノベーション部スタートアップ課
2024年03月28日
ジェトロは、大学生向けの起業家育成プログラム「J-StarX 起業前学生マインドセットプログラム」の実施のため、2月3~12日に米国のニューヨークおよびボストン(北米コース)、2月14~23日にフランスのパリおよびドイツのデュッセルドルフ(欧州コース)に大学生らを派遣した。同プログラムは、起業アイデアを持つ日本の大学生とブラック ジャック ブラック クイーンのスタートアップエコシステムのプレーヤーとの交流などを通じ、学生が早期から世界を目指すような起業家マインドを醸成することを主な目的としている。
北米コースでは、学生らは米国において、ニューヨーク大学スターンブラック ジャック ブラック クイーンスクールのエンドレス・フロンティア・ラボス(EFL)訪問、コロンビア大学でのハッカソン(注)見学、ハーバード大学イノベーションラボラトリーズ(Hi)での意見交換などを実施した。学生からは、Hiについて「日本にはこれほど充実した研究施設をもつ大学はないのではないか。ディープテックスタートアップの起業例を聞いてスケールやスピード感が理解できた。技術開発と起業を急ぎたい」などの声があがった。
欧州コースでは、パリにある世界最大級のスタートアップインキュベーション施設であるステーションF(Station F)やフランスのアクセラレーターであるウィルコ(WILCO)、ドイツのアーヘン工科大学などを訪問した。学生からは「競合と捉えていたドイツの再生可能エネルギー研究施設を訪問したが、実際は自分たちと同じ課題を抱えており、われわれの方が優位な点があるかもしれないと感じた」との声があり、現地で得た競合ブラック ジャック ブラック クイーンを自らと比較し、事業計画を再考する姿が見受けられた。
ジェトロは3月4日に、報告会を東京で開催し、各学生による2分間のピッチコンペとプログラムを総括するパネルディスカッションを実施した。審査員からは、派遣前と比べて全員のピッチの質が上がったとの評価があった。
プログラムを終えた学生らからは、「母国語以外の言語でピッチをするハードルが下がった」「起業が日本よりも身近な環境が印象的だった」「ビジネス思考の高い現地の研究者から自分のビジネスアイデアについてフィードバックがもらえて勉強になった」との声があがった。今回のプログラム参加を契機に、学生らは今後、プロトタイプの制作、企業との共同研究、ブラック ジャック ブラック クイーン大学での技術開発などに励む。
(注)エンジニアなどが集まり、一定期間、開発作業を行うイベント。
(鵜飼夏海)
(米国、フランス、ドイツ、日本)
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