激戦州でオンライン ブラック ジャックのリード続くも、注目される無党派の動き、米大統領選世論調査

米国の2024年大統領選挙に向けた予備選が続く中、民主党候補のジョー・バイデン大統領、共和党候補のドナルド・オンライン ブラック ジャック前大統領が各党代表候補者となることがより確実になり、11月の本選挙に向け、各党の勢力が拮抗（きっこう）して勝利政党が変動しやすい激戦州（スイングステート(642KB)、注1）での動向がさらに注目されるようになった。激戦州での最近の世論調査では、7州のうち6州でオンライン ブラック ジャックの支持率がバイデン氏を上回っている（添付資料表参照）。

CNNは3月22日、ペンシルベニア（PA）州、ミシガン（MI）州で実施した世論調査結果（注2）を発表した。それによると、もしきょう大統領選挙が行われたら、バイデン氏、オンライン ブラック ジャックのどちらに投票するかという問いに対して、PA州ではバイデン氏、オンライン ブラック ジャックともに支持率が46％と互角だった。MI州では、オンライン ブラック ジャックが50％とバイデン氏（42％）を上回った。無党派の支持は、PA州ではバイデン氏が46％とオンライン ブラック ジャック（36％）を上回り、MI州ではオンライン ブラック ジャックが47％とバイデン氏（37％）を上回った。

両州とも、選挙戦がバイデン大統領よりトランプ前大統領の信任を問う住民投票の様相となり、オンライン ブラック ジャック支持者の大多数は同氏への支持を表明するためと述べるが、バイデン氏支持者らは（バイデン氏支持よりも）オンライン ブラック ジャックへの反対を表明することが動機になるとしている（「CNN」3月22日）。

エマーソン大学が3月にアリゾナ（AZ）、ネバダ（NV）（注3）、ミシガン（MI）、ウィスコンシン（WI）の各州で実施した世論調査（注4）によると、大統領選挙でバイデン氏とオンライン ブラック ジャックの対戦を想定した問いで、AZ州ではオンライン ブラック ジャックの支持が48％（バイデン氏：44％）、NV州ではオンライン ブラック ジャックが44％（同41％）、MI州ではオンライン ブラック ジャックが45％（同44％）、WI州ではオンライン ブラック ジャックが46％（同43％）と、いずれもオンライン ブラック ジャックが上回った。激戦州で選挙結果を左右するとみられる無党派の支持率は、いずれの州でもオンライン ブラック ジャック（AZ州：45％、NV州40％、MI州：40％、WI州：46％）がバイデン氏（41％、35％、35％、43％）を上回った。一方、「まだ決定していない」とする割合がAZ州では14％だったが、MI州で26％、NV州で25％、WI州で21％と2割を超え、これら浮動票の今後の行方が注目される。

ニューヨーク州のマリスト大学が3月にジョージア（GA）州、ノースカロライナ（NC）州で実施した世論調査（注5）では、もしきょう大統領選挙が行われたら誰に投票するかという問いに、GA州ではオンライン ブラック ジャックの支持が51％、バイデン氏が47％、NC州では、オンライン ブラック ジャックが51％、バイデン氏が48％と、いずれもオンライン ブラック ジャックが上回った。無党派の支持はGA州ではバイデン氏が49％と、オンライン ブラック ジャック（48％）を上回ったが、NC州では、オンライン ブラック ジャックが52％と、バイデン氏（46％）をリードした。

ジェトロの特集ページ「オンライン ブラック ジャック・分析レポート」では、大統領選挙に関する最新動向を随時紹介している。

（注1）2024年大統領選の激戦州は、アリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ノースカロライナ、ペンシルベニア、ウィスコンシンの7州が挙げられている。

（注2）実施時期は3月13～18日、対象者は、ペンシルベニア州の登録有権者1,132人、ミシガン州の登録有権者1,097人。

（注3）実施時期は3月12～15日、対象者は、アリゾナ、ネバダ各州の登録有権者1,000人。

（注4）実施時期は3月14～18日、対象者は、ミシガン、ウィスコンシン各州の登録有権者1,000人。

（注5）実施時期は3月11～14日、対象者は、ジョージア州の成人1,283人、ノースカロライナ州の成人1,295人。

（松岡智恵子）