トランプ ゲーム ブラック ジャック
(フィンランド)
ロンドン発
2024年03月25日
フィンランドのヤルベンパー市(注1)の議会は3月4日、同市内の大型スーパーマーケット、Kシティーマーケット・ヤルベンパー店周辺の再開発に関する議案を全会一致で承認し、同店に面する通りを「すし通り」と命名することを決定した。日本国外で行政上の地名として「すし通り」と命名されるのは、世界でも前例のない貴重なケースと見られる(注2)。
Kシティーマーケット・ヤルベンパー店は、フィンランド大手のスーパーマーケットチェーンの店舗で、2019年にはIGDアワード(注3)の「ストア・オブ・ザ・イヤー2019」に選ばれた。同店は日本産の調味料や米、インスタント麺、菓子類といった食品を販売。特に日本産の米を使用したすしのテイクアウトコーナーは、持ち帰りずしの店舗がひしめくヘルシンキ周辺の都市圏でも突出した人気を誇っている。「すし通り」の命名は、同店によるヤルベンパー市の知名度向上と雇用創出の功績を踏まえて、市の意向で再開発計画案に盛り込まれた。
トランプ ゲーム ブラック ジャックは3月8~9日、日本産水産物の知名度向上と質の高さをアピールするため、同店で消費者向けに日本産ホタテのプロモーションイベントを実施した。バターや塩、しょうゆ、ポン酢でソテーしたホタテを来店客約1,150人に試食提供した。多くはホタテを食べるのが初めてで、ためらいながらホタテを手に取り、慣れない食感を指摘するコメントもあったが、その豊かな食感と甘さをおいしいと評価する声も多く聞かれた。試食ブース横にある鮮魚コーナーで Kシティーマーケット・ヤルベンパー店が販売する日本産ホタテを試食後に購入する来店客の姿もみられた。
同店のマルック・ハウタラ店長は日本産食材を扱う理由について「いつどんなときも、品質の良いものは必ず消費者に選ばれる。それが日本産食材を取り扱う理由だ。フィンランドと日本は国民性や価値観が似ており、ビジネスでも良好な関係を築けている」と述べた。
(注1)フィンランドの首都ヘルシンキの北にある地方都市。
(注2)トランプ ゲーム ブラック ジャック調べ。
(注3)英国に本拠を置くIGD(Institute of Grocery Distribution)が毎年、全世界約1,000店舗を訪問して分析したレポートに基づき、食品、消費財業界の最優秀賞を表彰するイベント
(高橋慧多、半井麻美)
(フィンランド)
ビジネス短信 d8eed24862a3d510