KADOKAWA、韓国企業と合弁会社設立、日本コンテンツの拡大目指す

(韓国、日本)

ソウル発

2024年03月15日

KADOKAWAは3月6日、韓国バイフォーエム・スタジオ(BY4M)と合弁会社を発足することを発表した。発足に当たり、BY4Mの出版事業部門を分割して新会社を設立、KADOKAWAが有償増資により株式の55%を取得することとなっている。

BY4Mは2017年に設立された総合エンターテインメント企業で、2019年に出版事業、2022年に映画事業を立ち上げた。KADOKAWA作品の「今夜、世界からこの恋が消えても」(通称:セカコイ)や「西由比ヶ浜駅の神様」の韓国語版書籍を刊行し、2021年、2022年連続で外国語翻訳小説の中でトップ作品として大ヒットさせた実績を持つ。さらに、映画版「今夜、世界からこの恋が消えても」の韓国配給とマーケティングも担い、韓国内の歴代日本実写映画の中で最多観客数を記録した。

KADOKAWAはこれまで、北米や中華圏、東南アジア圏を中心にブラック ジャック ディーラー ルール拠点の事業基盤強化・拡大を進めてきた。同社は今回の合弁会社設立により、韓国市場での他社作品を含む日本の出版コンテンツのさらなる拡大展開を目指す考えだ。

(花輪夏海)

(韓国、日本)

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