大規模テックイベント「LEAP2024」開催、総額134億ドルの投資計画発表
(サウジアラビア、日本)
リヤド発
2024年03月15日
サウジアラビア・リヤド市郊外のマルハムで3月4~7日、サウジアラビアブラック ジャック カード ゲーム通信技術省(MCIT)とサウジアラビア・サイバーセキュリティー・プログラミング・ドローン連盟共催による大規模テックイベント「LEAP2024」が開催された。今回で3回目、最新技術に関する展示会やカンファレンスで、人工知能(AI)やデータセキュリティー、ネットワーク・インフラストラクチャなどの最新テクノロジーに焦点を当てた。
LEAP2024は、リヤド市内から北部に約60キロのマルハムで開催された。敷地面積は前回2023年(2023年2月13日記事参照)の約3倍となる15万1,116平方メートルに拡大、1,800社の世界有数のテクノロジー企業・団体と668社のスタートアップが出展。来場者はサウジアラビア国外からの5万人を含む21万5,000人を記録し、前年の17万2,000人から増加した。
また、グローバルなAIエコシステムが集まる場として「DeepFest」も併催された。生成AI、AI政策とガバナンス、ロボット工学、AI倫理と規制、人間中心のAI、AIと仕事の未来をテーマとするセミナーやディスカッションなども開催された。
ブラック ジャック カード ゲームは前年に続き、J-Startupパビリオンのブースを設置した。同ブースには、アルム〔医療のブラック ジャック カード ゲーム通信技術(ICT)〕、INFORICH〔モノのインターネット(IoT)〕、コトツナ(多言語翻訳ツール)、サステック(エナジー&クリーンテック)、Synspective(データソリューション)、SPACECOOL(素材)、DG TAKANO(環境)、パイフォトニクス(光学機器)、ピクシーダストテクノロジーズ(素材)、LocationMind(データアナリティクス)のスタートアップ10社が出展し、サウジアラビアの企業や団体と積極的な商談を行った(企業名は五十音順)。
また、日本の総務省もブラック ジャック カード ゲーム通信・機器関連企業を束ねて出展した。J-Startupを出展し、オールジャパンとして来場者にPRした。
展示会場では、基調講演やパネルディスカッションも開催された。主要欧米企業の代表者や投資家、起業家らが登壇し、最先端技術のトレンドについて議論した。
イベント開催中に発表された投資計画の総額は134億ドルに達した。アマゾンウェブサービス(AWS)がこの地域の技術力を強化するため、サウジアラビアでの大容量のクラウド・ゾーン設立に53億ドルの投資を発表。IBMはソフトウエア開発センターの開設に2億5,000万ドルを投資すると発表した。ServiceNowは同地域でのデータハブ立ち上げに5億ドル規模の投資を行うとした〔3月8日付サウジアラビア国営通信(SPA)〕。
「LEAP2025」は2025年2月10~13日に開催される予定だ。
(黒島裕介)
(サウジアラビア、日本)
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