ミャンマー入国時の医療保険加入義務を撤廃、入国条件緩和
(ミャンマー)
調査部アジア大洋州課
2024年03月06日
ミャンマー保健省は3月1日から、これまで入国時に付保を義務付けていた新型コロナウイルス感染症治療を含む医療保険への加入義務を撤廃した。
同省は2月28日付通達で、3月1日から国際空港、海港、陸路で国境を越えて入国する旅行者に対して、医療保険の加入義務を実質廃止したと公表した。
同件について、3月5日時点では在日ミャンマー大使館のホームページ上のビザ申請要件には反映されていないものの、近く修正されるとみられる。
通達概要は次のとおり。
- 旅行者はミャンマー入国時に健康状態にかかる検査(体温測定など)が行われる。
- 旅行者はミャンマー滞在中の医療経費(新型コロナ検査や隔離に伴う経費)を自己負担しなければならない。そのために国営保険の「ミャンマー・インシュアランス」を付保することができる。
- 旅行者は滞在中に新型コロナの症状が出た場合、保健機関に報告しなければならない。
- 旅行者は保健機関の指示に従うこと。従わない場合は法的な対応が取られる。
- これらの通達は変更される可能性がある。
- この通達は2024年3月1日から有効。
(アジア大洋州課)
(ミャンマー)
ビジネス短信 501fe0a5d50cce5d