2024年1月時点の国内乗用車保有台数は微増、低排出ガス車のシェアは4.8%

(ドイツ)

ミュンヘン発

2024年03月15日

ドイツ連邦自動車局(KBA)は3月4日、国内の2024年1月1日時点の乗用車保有台数を4,909万8,685台(前年比0.7%増)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますと発表した。

保有台数を燃料別にみると(添付資料表1参照)、バッテリー式電気自動車(BEV)が140万8,681台(前年比39.1%増)で、全体に占める割合は2023年1月1日時点の2.1%から2.9%に拡大した。プラグインハイブリッド車(PHEV)は92万1,886台(6.6%増)で、シェアは1.8%から1.9%に微増。2023年の国内乗用車新規登録台数では、BEVが増加した一方、PHEVが大幅に減少した()が、保有台数では、低排出ガス車(BEVとPHEV)は2023年の3.9%から4.8%に拡大した。ガソリン車は3,023万5,032台(1.1%減)と減少したものの、シェアは61.6%で最大だった。ディーゼル車も1,414万2,184台(2.0%減)と減少し、シェアは28.8%だった。

メーカー・ブランド別では(添付資料表2参照)、フォルクスワーゲン(VW)が1,024万3,121台(前年比0.4%増)で、20.9%のシェアを占めて最多だった。これに、メルセデス・ベンツ(470万3,089台)、オペル(399万9,139台)、BMW(342万8,519台)、フォード(340万2,500台)と、ドイツメーカーまたはドイツに生産拠点を有するブランドが続いた。

輸入車ブランドでは、VWグループのシュコダが264万6,143台(前年比3.0%増)で、シェアは5.4%(前年比0.1ポイント増)で最大だった。これにルノー(166万9,044台、シェア3.4%)、セアト(152万1,103台、3.1%)、現代(150万8,190台、3.1%)が続いた。日系自動車メーカーでは、トヨタ自動車(レクサスを除く)がシェア2.7%の130万4,579台で最多だった。

(クラウディア・フェンデル)

(ドイツ)

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