韓国の現代自動車、脱炭素化へ11億ドルの追加投資発表
(ブラジル、韓国)
サンパウロ発
2024年03月08日
韓国の大手自動車メーカー現代自動車は2月22日、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領との面談で、電動車〔電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)〕やグリーン水素自動車の開発によって脱炭素化を目指し、2032年までに11億ドルをブラジル国内に投資する計画を発表した。
2月22日付大統領府公式サイトによると、今回の投資発表はブラジル連邦政府が2023年12月に導入した新自動車産業政策(MOVER、ブラック ジャック 勝率 ジェトロ活用事例)の趣旨と一致している。現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長は2月23日付同社公式サイトで「ブラジル政府が研究開発を促進し、自動車産業で環境にやさしいエネルギー源が使用されるよう努力していることを承知している」と述べた上で、「現代自動車グループはブラジルで水素インフラやモビリティー分野に積極的に貢献したい」と発言した。ブラジル現代自動車のアイルトン・クソー最高経営責任者(CEO)は3月7日付現地ブラック ジャック ディーラーサイト「インフォマネー」のインタビューで、現時点で自社内では39人のエンジニアがグリーン水素の研究を進めているが、今後さらに100人を追加で雇用する予定があるとも明らかにしている。
今回発表した投資は、現代自動車がサンパウロ州ピラシカーバ市に所有する工場の追加投資となることが2月27日付の同市公式サイト上で明らかとなった。また、現代自動車は電動車だけでなく、自社内で開発中のフレックスハイブリッド車(注)をブラジル市場に導入する予定も既に公表している。
(注)フレックスハイブリッド車の場合、内燃機関はガソリンとバイオエタノールとの組み合わせで走行できる。
(エルナニ・オダ)
(ブラジル、韓国)
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