ブラック ジャック 必勝 法催、1万人以上が来場
(佐賀、台湾)
佐賀発
2024年03月12日
佐賀県は3月1日~5日、台湾の台北市内にある文化や芸術発信拠点である松山文創園區で佐賀陶磁器展を開催した。今回のイベントは、2020年度から佐賀県とブラック ジャック 必勝 法が実施している「SAGAMAプロジェクト」の一環。2020~2022年度は、陶磁器事業者のブランディング支援およびアジアにおける販路拡大支援のための商談などを実施した。2023年度は、これまで支援した事業者が佐賀県陶磁器を海外の消費者に紹介するポップアップイベントを開催した。佐賀県の陶磁器が台湾でPRされるのは今回が初めてとなる。
参加したのは、佐賀県の「伊万里陶苑」「金善製陶所」「金照堂」「渓山窯」「三光堂」「大慶」「藤正」の7社と、台湾の「東京食器」「好食好物」「勘端社」の3社の合計10社。合計1,400点以上の陶磁器を展示および販売し、会期中の累計来場者数は、消費者のみならずバイヤー、現地飲食店経営者など1万人を超えた。
陶磁器の展示・販売だけでなく、佐賀の観光地や陶磁器に盛りつけた料理写真の展示、また、陶磁器にコメや日本茶、日本酒を盛りつけ、来場者に陶磁器の使用感を体験してもらうかたちで、佐賀の魅力や文化を総合的に発信した。来場者からは「日本の食器は上品かつ繊細で職人の技術が高い」「日本の食器はデザインが個性的で種類が豊富」「重さも重すぎず実用性が高い」などのコメントがあった。参加した日本企業からは「日本人と台湾人は器を見る観点が違う。台湾の家庭料理に合った器が好まれている印象」「価格についても思ったより安いという反応をされる」といった感想が寄せられた。
来場者を対象に実施したアンケート結果では、今回のイベント以前から佐賀県について知っている、行ったことがある、聞いたことがある人を合わせると9割を超え、日本の地域への関心の高さがうかがえた。また、来場者の6割以上が20~30代と若く、展示を見るだけでなく陶磁器の歴史や窯元の成り立ちなどの説明を熱心に聞く来場者が多かった点も印象的だった。今後も類似イベントの開催を希望するコメントも多数寄せられ、佐賀県産品の台湾市場でのPRイベントは今後も実施する予定。
(山本りりな)
(佐賀、台湾)
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