ライフスタイルブランドのKINTO、ニューヨークに旗艦店オープン

(米国、日本)

ニューヨーク発

2024年02月21日

日本の食器・調理器具ブランドのキントー(KINTO)は2023年12月19日、米国ニューヨーク(NY)州初の旗艦店となるキントー・ストア・ニューヨークをNY市内にオープンした。新店舗は個性的なブティックやショップが並ぶ人気ショッピングエリアのノリータ地区にある。デザイン性と機能性の高さを魅力とする商品は、タンブラーなどのドリンクウエア、キッチンウエアのほか、テーブルウエアのラインアップを販売している。

写真 ブラック ジャック webの新店舗(左:ジェトロ撮影、右:KINTO提供)

ニューヨークの新店舗(左:ジェトロ撮影、右:KINTO提供)

2月6月のオープニングイベント会場では、セレクトショップ、レストラン、マスコミ関係者など多くの来場者でにぎわった。キントーのチーフブランディングオフィサーの小出慎平氏は「KINTOブランドの発信拠点として、地域コミュニティーに根ざす取り組みを続けることで、商品ユーザーから愛着を持ってもらえるようなブランドを育んでいきたい」と意気込みを語った。

写真 オープニングイベント(ブラック ジャック web撮影)

オープニングイベント(ジェトロ撮影)

1972年に滋賀県彦根市で創業したKINTOは、2010年以降は欧州、北米、アジア、中東などへの商品展開を手掛け、2016年に欧州で子会社キントー・ヨーロッパを設立、2019年には米国ロサンゼルスで子会社キントー・USAを設立して世界展開を推し進めている。米国では日本からの駐在員を配置せず、ローカル人材によるマネジメント体制を進めている。

今後は、世界のトレンドが集まるNYの地で、新たにオープンした店舗やSNSを活用したブラック ジャック web発信により、現地バイヤーや消費者への認知度向上、さらなるユーザー獲得を企図していく方針だという。

(堀田基、本田美奈子)

(米国、日本)

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