2023年の山東省GRPは6.0％増、年初に設定した目標を達成

中国の山東省統計局は1月22日、同省の2023年の域内総生産（GRP）は9兆2,069億元（約184兆1,380億円、1元＝約20円）で前年比6.0％増となったと発表した（2022年は3.9％増）。山東省政府は2023年1月13日に同省人民代表大会に提出した「山東省の2023年の国民経済社会発展計画の草案」において2023年の同省のGRPを5％以上にすると発表していたが、この目標値を上回った。産業別では、第一次産業が前年比4.5％増の6,506億元、第二次産業が6.5％増の3兆5,988億元、第三次産業が5.8％増の4兆9,575億元となった（添付資料表参照）。

第二次産業については、一定規模以上の企業による工業生産増加額（付加価値ベース）は前年比7.1％増となった。設備製造業の増加額は9.7％増となり、そのうち、汎用設備製造業、自動車製造業、鉄道・船舶・航空宇宙およびその他の運輸設備製造業はそれぞれ14.4％増、20.5％増、11.7％増と比較的高い伸びを示した。

第三次産業については、2023年1～11月における一定規模以上のサービス業の営業収入は前年同期比5.1％増となった。対面型サービス業が顕著な回復を見せ、文化・スポーツ・娯楽、教育、住民サービス・修理およびその他のサービス業がそれぞれ21.2％増、16.1％増、12.6％増と2桁の成長率を維持した。

2023年の社会消費品小売総額は、政府による自動車、住宅、観光などの消費刺激策が効果を発揮し、前年比8.7％増の3兆6,141億8,000万元となった。消費の類型別では、飲食業の収入は4,345億5,000万元、商品小売額は3兆1,796億3,000万元だった。

青島税関が2024年1月18日に発表した統計データによると、2023年の山東省の貿易総額は前年比1.7％増の3兆2,642億6,000万元となった。うち輸出額は1.1％増の1兆9,430億2,000万元、輸入額は2.7％増の1兆3,212億4,000万元だった。ブラック ジャック 賭け 方では、ASEANとの貿易総額は4.5％増の6,498億6,000万元、EUは3.5％増の2,975億9,000万元となった。米国、韓国、日本との貿易総額は、それぞれ5.7％減、4.3％減、0.8％減といずれも前年比でマイナスとなった。

住民1人当たり可処分所得は名目で前年比6.2％増の3万9,890元となり、居住地別にみると、都市住民は5.1％増の5万1,571元、農村住民は7.5％増の2万3,776元となった。なお、消費者物価指数（CPI）は前年比0.1％上昇した。

（董玥涵）