ブラック ジャック ルール ディーラー、収益は低下

(中国)

上海発

2024年02月28日

米国調査会社ブルームバーグNEFは2月19日、2023年の中国における新規風力発電設置容量が前年比58%増の77.1ギガワット(GW)となり、過去最高の見込みと発表した。そのうち陸上風力発電は69.4GW、洋上風力発電は7.6GWとなる見込みだ。また、同社は2023年のブラック ジャック ルール ディーラー別の新設風力発電設置容量も発表した。発表によると、上位3社のメーカーが10GW以上の風力発電を設置しており、市場の半数以上を占めた。金風科技(ゴールドウインド)が設置容量15.67GWで市場シェア20%となり前年に引き続き1位、遠景能源科技(エンビジョン・エナジー)が設置容量14.84GWで同19%となり前年比で1位との差を縮め2位、3位は運達能源科技集団(ウィンディエナジーテクノロジーグループ)で設置容量10.38GWで同13%となった。

国家能源局が公表したデータによれば、2023年末までに、中国の電力グリッドに接続した風力発電容量は441.3GWに達し、このうち2023年に新たに接続された風力発電設備容量は前年比約2倍の75.9GWとなっている。

中国再生可能エネルギー学会風力エネルギー専門委員会の秦海岩秘書長は、「陸上風力タービンの平均価格は2012年の1キロワット(kW)当たり約4,000元(当時の為替相場で約4万9,000円)から2023年には1,500元(約3万円、1元=約20円)/kWに値下がり、一部のプロジェクトの価格は1,000元/kWを下回っている。また、洋上風力タービンの価格は、6,000元/kW余りから3,000元/kW余りに下がり、さらに風力発電タービンの落札価格が1,000~1,400元/kWのプロジェクトは全体の17.1%、1,400~1,900元/kWのプロジェクトは65.7%を占める」と述べている(「中国電力網」2月20日)。

ブラック ジャック ルール ディーラーの競争が激しくなり、風力タービンの価格が低下し、関連企業の収益は低下している。過去2年間において、外資メーカーが中国市場において風力発電設備を設置したのは、デンマークの大手風力発電メーカーのべスタスのみとなった(「BNNブルームバーグ」2月19日)。

風力発電に関する国際業界団体の世界風力会議(GWEC)が2023年4月に発表した「グローバル風力レポート2023PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」では、2022年に新設された世界の風力発電のうち、49%は中国で設置され、世界最大市場だと分析している。また、世界における風力発電設備製造能力のうち、中国が世界の6割を保持しているとされており、中国の風力発電市場は世界の主力な製造拠点となっている。

(神野可奈子)

(中国)

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