タイ商務省、茶などの2024年第1回関税割当申請のスケジュール公表
(タイ)
バンコク発
2024年01月04日
タイ商務省外国貿易局(DFT)は12月27日、WTO協定による関税割当制度に関して、茶を含む5品目について、手続きなどを定めた商務省規定を公表〔コーヒー豆、コーヒー製品、茶(日本語仮訳(0.0B)、注1)、コショウ、乾燥リュウガン〕する(注2)とともに、2024年第1回の申請スケジュールなどをDFTウェブサイト上で公表した。各品目の2024年第1回の関税割当申請については、それぞれ次のとおりとなる。
- コーヒー豆、コーヒー製品、茶、コショウの申請受付期間は、各品目の商務省規定が官報に掲載された日の翌日から10営業日の間、Smart-1システムで申請を受け付ける。
- 乾燥リュウガンの申請は通年、Smart-1システムで受け付けし、先着順(first come first served)となる。
なお、各品目の商務省規定は1月3日付で官報に掲載された。4日現在、DFTウェブサイトにはまだ反映されていないが、ジェトロのブラック ジャック トランプがDFTに確認したところ、1月4日から1月17日までの予定で、2024年第1回の関税割当申請を受け付けるとの回答を得た。
2024年第1回の各品目の関税割当量は添付資料表のとおり。
(注1)2024年1月16日、ジェトロ・バンコク事務所が作成した日本語仮訳のリンクを追記した。
(注2)2023年までは、2021年から2023年までの関税割当の手続きなどについて定めた商務省規定に従って関税割当が行われており、DFTは2023年6月まで、2024年以降の手続きなどについて定めた新たな規定の草案に関して意見公募を行っていた(2023年6月19日記事参照)。DFTは、意見公募で反対意見が多数提出されたことを受け、草案を修正するとのコメントを7月19日付で発表しており、今回、修正後の商務省規定を発表したかたちとなる。6月の意見公募時には、これまで年3回だった割当申請を年2回に変更するなどの案を示していたが、結局は年3回を維持する内容となっている。
(谷口裕基)
(タイ)
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